しあわせみんな 三号店

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日本の戦いが世界を差別から解放した

日本の戦いが世界を差別から解放した ところが、人間というのはやはり「良心」があるのですね。 もともとは大東亜戦争以前の世界の構図が不当なものでした。白人の5カ国が世界中を占領して、植民地の若者の手首を斬り落としたり、女性をレイプしてきたことが間違っていたわけです。 しかし日本が戦争をしたことによって、世界中が植民地支配というものそのものが不当であるということに気づいたのです。 そしてアジアにおいては、フィリピンがアメリカから独立し、インドシナはその後にホーチミンの戦いもありますが、ともかくベトナムラオスカンボジアがフランスから独立し、インドネシアはオランダから独立し、イギリ スの領土だったマレーシアやビルマ、インドも独立しました。 1950年代はそのようにアジアが次々と独立していきました。 その波はアフリカにまで及びます。1960年代は「アフリカの世紀」と言われたように、アフリカの国が次々と独立したのです。 アフリカの国はそれまでどうだったかと言えば、1885年にベルリンで「アフリ力分割会議」というものが行われました。実にけしからんことですが、ヨーロッパの人たちが集まって、アフリカに人が住んでいるのに「おまえはここ、おまえはここ」といって分割をしたのです。 そのために今もアフリカの国というのはだいたい国境線が真っ直ぐになっています。中東もやはり国境線が真っ直ぐなのですが、これもヨーロッパが分割したからです。 そういう国々が1960年代にはほとんど独立しました。そのきっかけとなったのは、明らかに日本の戦いです。 ここまでの話を簡単にまとめます。 世界中で日本だけが有色人種で独立した国だった。それを白人が寄ってたかって潰そうとした。結局その戦いには負けてしまったが、それによって世界は「白人が有色人種の国を植民地にしているのはおかしい」ということに気づいて、それから20年の間にアジア、アフリカが全部独立したということです。 日本が戦争をしたことによる310万人の犠牲者、なぜ日本がそれだけの犠牲者を出さなければならなかったのかという疑問もあるでしょう。しかし、重要なのはその310万人が世界に衝撃を与え、勇気を与え、そして今のように 世界中の民族が自分の国を持てるようになったということなのです。 だから、これから1000年も経ったときにはこの事実が世界中ではっきりとわかっていることでしょう。 現在、靖國神社に祀られている戦争で亡くなった方々は当然、「英霊」になります。 そして日本の行った大東亜戦争は、人間というものを解放した戦争だったとして世界の歴史に刻まれることになるのだろうと、私はそう思います。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060715 P205