しあわせみんな 三号店

日本人は太古の昔から「しあわせみんな」という素晴らしい知恵をもって生きてきました

「温暖化」で打撃を被るのは大陸国

「温暖化」で打撃を被るのは大陸国 続いて「温暖化」のウソについて見ていきましょう。 温暖化による気候変動自体、私は否定しているのですが、仮にそれがあったとしても問題になるのは大陸国家です。 日本は温帯の島国ですから、気温は周囲の海水温度に左右されやすくなります。とはいえ、水は空気の3000倍ほど熱を持つ力があるので、気温が変わっても容易には海水温は変わりません。 皆さんも中学校の頃に「大陸性気候、海洋性気候」などは習ったでしょう。大陸は気温差が激しく寒冷時にはマイナス30℃にもなりますが、日本では零下にもならないのが普通で、気温の変化は極めて小さいのです。 地球は今、氷河時代ですから極端に暑くなることはありませんし、もし温暖化しても最初に被害が出るのはアメリカや中国のような大陸国です。 それなのにアメリカや中国は温暖化対策をせず、日本がそれに精を出すというのは実に奇妙な状態です。 また「持続性」という点でいえば、日本は温帯の島国ですからいかようにも生きていくことができます。特に水や塩という生存に必要な資源を豊富に持っていますから、何の心配もありません。 だからせめて「持続性」を訴えるにしても、具体的に何が不足して、何が破壊されて、それは日本にどのような害を及ぼすのか、ということぐらいは考えてほしいものです。

日本人は他人に遠慮する精神が強いので、「国連が進めているSDGs」などと言ってしまうのですが、前述したように 国連が進めているわけではありません。 SDGsとは白人がたくらみを持ってはじめたものなのだと言えばいいのですが、遠慮深い日本人はその一線が越えられません。 日本人のそういう性格というか考え方は、やはりこれも二千年の日本人の歴史のなかでできてきたものですから悪いというわけではありません。 しかし、SDGsに違和感を覚えるのは当然のことであり、そのことを論理的に考えるだけの力がなければアングロサ クソンと戦うことはできない、ということは肝に銘じておきたいものです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240415  P156