今の時期のラドン温泉はなるべく控えたほうが良い 
日常の自然放射線を身体に受けると、わずかながらがんの細胞が身体にできる。たまに放射線量の高いラドン温泉に行くと、それを取り除くためにがん壊死因子（TNF）が体内にできて、がん細胞を壊す働きがあるだけでなく、免疫力も高めてくれる。これがラドン温泉の効能だ。 しかし、今の時期は通常時では計測されないはずの高い数値の放射性物質が飛散しているので、がん壊死因子によって、がん細胞が壊される効果は低い。つまり、がんになるリスクが通常時よりも高いと考えられているので、今の時期はラドン温泉に 行くのは控えたほうがよいだろう。 温泉好きな日本人からすれば非常に残念な話であるが、これが現実である。 『反被爆宣言』武田邦彦著 双葉社刊 2012年 より
