しあわせみんな 三号店

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ワクチンを打っても感染者は出続ける

ワクチンを打っても感染者は出続ける では日本人が約1億2万人いるなかで、なぜ1千万人は病院へ行くほど重症になり、1千万人はかかってもたいしたことがなく、さらに残りの1億人ぐらいは感染したことに気付かないか、もしくは感染していないということになるのか。 人間は本来、免疫系を持っていますし、身体の丈夫さや風邪に対する強さなど、個々人による違いがいろいろとあります。 最近はよく既往症などと言われますが、糖尿病であったり高血圧だったりしてもともと抵抗力が弱っている人もいます。全員が同じ健康状態ではないし、同じ防御力ではありませんから、その測定をきちんと行って、それに応じて生ワクチンを投与するという手法は考えられます。 感染しても発症はせずに免疫だけができるウイルスの数がわかれば、その数をノドに付けるといったやり方です。しかしこれも、たまたまその時に身体の調子が悪いとか抵抗力が落ちていたとか寝不足だったということがあるので、やはり困難であることには違いありません。 そのため通常は精密な検査を 一人ひとりにせず、一律でワクチンを打つことになるのですが、その時には生ワクチンのようなウイルスそのものではなくて、ウイルスを化学的に培養するなどして毒性を抜かなければならない。これが通常に使うワクチンで、要するにこれは「毒性を弱めたウイルス」ということになります。 しかしそれではほとんど抗体ができなかったりもするので、抗体をつくるために添加物を入れるというような細工をすることになります。そうやってワクチンという製品をつくり、安全性テストをして、国からの認可を得て使われるのですが、やはり生ワクチンほどの効果は見込めません。 これまで日本でもずいぶんとインフルエンザワクチンの接種が行われ、時には強制的に接種させたこともありました。しかし「あまり効かないのではないか」ということがわかってきて、だんだんとワクチン接種は任意で行うということになりました。 それでも国は補助しますから、普通の人は2千円ぐらい払ってください、老人はタダでいいですよというように政治的な細工をして、国民にできるだけインフルエンザワクチンを打たせるようにしてきたのです。 2回接種する人と1回だけの人がいるので、接種者を明確な数字で出すことは難しいのですが、だいたい3千万人、国民の3分の1から4分の1ぐらいの人が毎年インフルエンザワクチンを接種していたと考えられます。 ィンフルエンザワクチンの効き目についてはまた別の議論になるのでここでは詳述を避けますが、国民の多くがワクチンを打ったにもかかわらず、結局1千万人ほどの人がインフルエンザで病院へ行き、1万人ぐらいが死亡するという経過をたどってきたのです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240318  P73