しあわせみんな 三号店

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「オシドリ夫婦」の裏にある驚きの遺伝子研究結果

オシドリ夫婦」の裏にある驚きの遺伝子研究結果 最近、遺伝子解析の進歩で、卵生について興味深いことがわかりました。 「おしどり夫婦」という言葉があるように、一般的に鳥類のつがい(夫婦)は仲が良い、とされています。確かに鳥類のつがいは一生涯を添い遂げると言われており、観察していると、共同で営巣したり、つがいで協力して子育てをしたりする様子が見られます。 鳥類のつがいは仲が良い、というのは客観的な事実としてその通りなのですが、これを遣伝子レベルで検証してみると、なんと卵の遺伝子の3分の2は他のオスの遺伝子で構成されている場合がある、ということがわかりました。 メスのほうがいわゆる不倫をして、共に営巣したオス(夫)以外の卵を抱卵して育てることがあるようなのです。この場合、オスは自分以外のオスの子を育てることになります。 また、カッコウのように卵を預ける、つまり托卵して他の鳥に抱卵させ、子を育てさせる鳥もいます。自らの遺伝子を後継させるという意味では、卵生には、そういった不確実な部分もあるようです。 『かけがえのない国――誇り高き日本文明』 武田邦彦 ((株)MND令和5年発行)より R051227 36