しあわせみんな 三号店

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ワクチンの有効率は99.5%以上必要

ワクチンの有効率は99.5%以上必要 日本の人口がざっと1億人だとします。実際には約1億2500万人といったところですが計算の便宜上、ここでは1億人とします。 そうするとだいたい毎年のインフルエンザでは1千万人ぐらいが病院へ行き、病院へ行かない人も1千万人ぐらいいるので、合計で約2千万人が感染している計算になります。ですが、新型コロナの感染者はけた違いに少なく、1年に100万人程度とされています。 インフルエンザの流行期には、1週間に約40万人の新規感染者があるのが標準的です。1日あたりでいうと6万人弱になります。 それに比べて新型コロナは、2021年8月に日本国内の感染者数が最大となった時でも2万5000人台、症状の軽いオミクロン株でもその数倍ですからインフルエンザに比べるとけた違いに少ない感染者数です。 2021年末までに新型コロナにかかった人は、PCR陽性者で180万人弱ですから、詳しくは後で解説しますが本当に新型コロナにかかった人となると100万人程度でしょう。 人口が1億人でワクチンを打たずにいると、100万人かかる。2020年のはじめに国内で感染が確認されてから約2年間で人口の1%が新型コロナにかかりました。 こういうものは一年単位で見ますから、その場合は1%の半分、国民の0.5%が新型コロナにかかったことになります。 ではワクチンを打った場合には、何もしないで新型コロナにかかるよりも感染者が減らなければなりません。 0.5%よりも減らないのならワクチンは打たなくてもいいということになります。つまり、ワクチンの有効率は99.5%以上でなくてはならないわけです。 しかし今日本で多くの人たちが接種しているファイザー社のワクチンの有効率は95%だと言われています。それを聞いて多くの人が「95%も新型コロナにならないのなら打たなければ」と言うのですが、これは誤りだということがわかるでしょう。 さらに、現実的には新型コロナのワクチンを2回接種した人でも、70%ぐらいは新型コロナにかかるというデータも出てきていますので、少なくとも日本においてはファイザー社のワクチンは接種する意味がないのです。 ところが、実際にはイスラエルやイギリスでのこのワクチンの実績はもっともっと低いのです。 これは数字であって主義主張ではありません。主義主張を言われると科学者はちょっと困るのですが、数字だけでいえばワクチンはまったく打つ必要はない。ワクチンを打ってもコロナにかかる人が減ることはないということが数字上は明らかです。 それなのに、何のためにワクチンを打つのか………。 「感染率は変わらなくても流行りみたいなものだから、あなたも流行遅れにならないようにワクチンを打ったほうがいいですよ」と言うのであればまだそのほうが理解できます。 しかし「ワクチンを打ったら感染者が減りますよ」と言われたら、科学者としては 「いやそれは違うんじゃないですか」と反論せざるを得ません 。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240320 P78