しあわせみんな 三号店

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地球温暖化問題の嘘と自動車産業の腹のうち

地球温暖化問題の嘘と自動車産業の腹のうち 石油枯渇説が嘘であったように、地球温暖化もまた嘘であり、フェイクニュースによって問題とされ続けているだけです。 地球温暖化には、事実が2つあるうちの片方だけを報道することによって人々に間違った印象を与える、というテクニックが使われています。いわゆる「報道しない自由」です。 地球は非常に広い。どこかに必ず、気温が例年よりも寒い場所、例年よりも暑い場所があります。 地球温暖化を報道したければ話は簡単で、例年よりも暑くなった場所について伝えればいいのです。 2020年の2月のことですが、南極半島で最も南アメリカ大陸に近い位置にあるシーモア島で南極観測史上初めて最高気温が20度を超えた、という出来事がありました。NHKをはじめ各テレビ局、各新聞社は温暖化傾向を明示するものとして盛んに報道しました。 ところが、南極では、2018年7月に衛星測定によって地球上における史上最低の気温マイナス97.8度が記録されていました。しかし、これについてはほとんど報道されませんでした。 南極付近の最高気温だけを大きく報道し、最低気温を黙殺すれば、地球温暖化が進んでいるという印象を与えることができます。つまり、「事実が2つあるうちの片方だけを報道することによって、人々に間違った印象を与える」というテクニックが日々、メディアで展開されています。 日本国内についての報道も同様のことが行われています。夏になれば最高気温が繰り返し報道されます。昨年の記録を上回った地域を一生懸命に探し出します。だから 「年々、地球は暑くなっている……」という理屈でしょうが、これは印象操作に過ぎません。 日本近海、あるいは日本列島でここ数年気温が高くなっていることは確かです。しかし、同程度の緯度に位置するアメリカのサンフランシスコやロサンゼルスでは真夏の時期、20度前後の気温になります。日本のように30度を超える地域もあれば、それほど気温の上がらない地域もあるわけです。 現在、日本の気温が高いのは地球温暖化のせいではありません。太平洋の海水の回り方の事情で、日本近海がたまたま暖かくなっているのです。時間の経過によって以前の状況に戻ることでしょう。 地球温暖化とは、マスコミの報道によってつくり出されている偽物の問題です。そしてその背後には、各国の政治的な計画があります。 たとえば、「地球温暖化問題を今最も有効に活用しているのは、自動車産業である」と言うことができるでしょう。 2020年11月、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)で、「Accelerating to Coalition (A2Z Coalition、ゼロに向けて加速する連合)」という取り組みが採決されました。 ゼロエミッション車(環境を汚染したり、気候を混乱させたりする廃棄物を排出しないエンジン、あるいはモーターで動く自動車)への移行を世界的に実現するための取り組みです。 ゼロエミッション車の中に、電動車ではあるもののガソリンも燃料として使うハイブリッド車は含まれません。 日本は2035年までに新車販売のすべてを電動車にするという目標を独自に立てていますが、この「電動車」にはハイブリッド車も含まれています。つまり、A2Z Coalitionの取り組みには合致していないのです。そのため、日本は今のところ、A2Z Coalitionには署名していません。 A2Z Coalitionには214の国や自治体、自動車メーカーが署名していますが、日本と同様の理由でアメリカや中国、ドイツなども署名していません。 地球温暖化問題は、マスコミがつくり出している偽物の問題であると同時に、世界の自動車産業の構図の再編成を狙う勢力が意図的に利用している戦略ツールでもあるのです。 『かけがえのない国――誇り高き日本文明』 武田邦彦 ((株)MND令和5年発行)より R051221 24