しあわせみんな 三号店

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ワクチンがウイルスを進化させる

ワクチンがウイルスを進化させる インフルエンザは感染者も重症者もすごく多いため、昔からワクチンの研究がなされてきて実際に使われてもきました。 ところがこのインフルエンザワクチンは、二つの面から「効かなかった」のです。 これは反ワクチンの立場から言っているわけではありません。データとして見た時に、ワクチンの効果が見られないのです。 そもそも私は反ワクチン主義者ではなく、前述のとおりワクチンの発展を願いインフルエンザワクチンなどはこれまでたびたび打ってきました。 なぜインフルエンザワクチンが効かないかというと、国の補助もあってだいたい年間5千万回くらい接種されてきたのですが、インフルエンザの感染者は毎年増加しているからです。 5千万回接種したといっても、接種が1回だけの人や2回の人などいろいろなので、何人が打ったのかはっきりしないところもあるのですが、仮に4千万人が打ったとしましょう。そうすると、国民の3分の1が毎年のように打っていることになります。 それにもかかわらず侮年、1千万人くらい重症や中等症以上の患者が出ていて、その数が新型コロナの以前には減らないどころかむしろ増えていました。 もしもインフルエンザワクチンの効果があれば、5千万回も打てばその効果が現れてくるのが当然です。ところが効果は現れませんでした。 このことが「ワクチンに効果がない」と考える要因の一つです。毎年5千万回ものワクチンを打ってもほとんど効果がなく、むしろ患者はやや増加気味だとなれば、これはワクチンが効かないか、ワクチンを回避するように変異したウイルスが出てきているかのどちらかしかありません。 このことは非常に重要で、細菌の世界でもよく抗生物質の効かない「耐性菌」というものが出てきます。本来、抗生物質は非常によく効く薬です。細菌の細胞膜の合成を阻害して、その増殖を防ぐというものです。 抗生物質は、細菌と違って細胞膜がないウイルスには効果がないのですが、細菌から身体を守るうえではとてもすばらしい薬です。 (ワクチンをせっせと投与しても、新規感染者は増える) ところがその便利さもあって、あまりにもみんなが使いすぎてしまいました。そうすると細菌のほうも抗生物質に対応したものに変異していって、その結果として抗生物質が効かない耐性菌というものが出てきました。

人間が考える薬やワクチンと微生物との間では、常に生き残りをかけた戦争が起こっています。戦いにおいてはこちらが武器を用意したら、向こうもそれに対抗する武器を用意するというのは自然界でも当たり前のことです。それで抗生物質に対抗する耐性菌ができます。 それと同じように、ウイルスもワクチンを使いすぎればウイルス自体が進化していきます。いわゆる「変異株」です。 たとえば、今回のオミクロン株のように変異株が特別なものだとテレビなどでは報道していますがそれは誤りです。特にコロナウイルスのような「RNAウイルス」と言われるタイプのものは変異しやすく、だいたい2週間に1回ぐらいの頻度で変異していきます。 一般的な風邪のウイルスもどんどん変異株が出てきます。そうすると、当然ワクチンは効かなくなる。インフルエンザワ クチンの効果がないということは、先にも取り上げた医学的な調査による「前橋レボート」でも示されたことです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240324 P89