しあわせみんな 三号店

日本人は太古の昔から「しあわせみんな」という素晴らしい知恵をもって生きてきました

「立派な人が選ばれる選挙」では困る政治家がいる

「立派な人が選ばれる選挙」では困る政治家がいる 「現在の選挙は違憲状態だ」と言って違憲訴訟をしている弁護士グループがあります。 彼らの言っていることは「東京の人が一人あたりに選ぶ権利と、鳥取とか島根の人が一人を選ぶ権利では、一票の重さに 差がある」といった、非常につまらないものです。 彼らの主張している「一票の重さ」というのを聞いてみると、まったく見当ハズレのことを言っていて「有権者数に対してどのくらい得票すると選挙に当選するか」ということを問題視しているのです。しかしそれは「重み」でもなんでもなく、「数」だけの話です。 人がぎっしり住んでいる東京と島根県のようなところを比べれば、一人が持つ選挙の権利の重さが違うのは当然です。それは人間一人ずつが守るべき 国土の大きさが違うのですから、その地域の住民の権利も責任も大きくなるのは、あたり前のことなのです。 そういうことも考えずに「一票の重さ」などと数だけのことを言っているから、それが逆に小選挙区制の本質的な問題から人々の目を遠ざけることになっているのです。 『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊 20240425  P176