しあわせみんな 三号店

日本人は太古の昔から「しあわせみんな」という素晴らしい知恵をもって生きてきました

食品の原材料に使われる添加物は省略されている

食品の原材料に使われる添加物は省略されている まず、原材料の段階で使用された派加物は表示が省略できます(キャリーオーバー)。また、表示されている派加物でも、同じ目的のために使われるものは一括して表示してよいことになっています。ですから、実際に使われている添加物の数はそれより大輻に上回るのです。 たとえば食品の変質・変色を防ぐ「ph調整剤」。これはクエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、フマル酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなどの集合体のことで、通常4~5種類使われます。それくらい入れないとphの調整効果が出ないのです。 「調味料(アミノ酸等)」ならグルタミン酸ナトリウムや,5-リボヌクレオチド二ナトリウム、コハク酸ソーダなど。「乳化剤」ならグリセリン脂肋酸エステル、カゼインナトリウム、レシチンなど。その他、「酸味料」「加工デンプン」「香料」など多くが一括名表示です。 化学記号のカタカナがズラリと並んでいるのを見たらギョッともするでしょうが、一括名表示であれば、なんとなく馴染みのある言業で安心感が出て、数も少なく見せられます。添加物を大量に使うメーカーにとっては大変都合のいい法律です。 ちなみに、このハンバーグの原料となっているのは主に鶏肉ですが、食べると牛肉の味がします。ビーフエキスで風味を付けているからです。さらに、化学調味料と併用して「たんばく加水分解物」でうまみを出しています。これはたんばく質を塩酸で分解して得られるコクのあるアミノ酸の調味料ですが、「天然系調味料」に括られるため添加物とは表示されません。しかし、私は限りなく添加物に近い存在だと思っています。 日本人の食品添加物の摂取量は、1人につき1日あたり平均10g以上と言われています。厚生労働省が出している1日の塩分摂取量目標値が成人男性で7.5g、女性で6.5gですから、私たちは毎日、塩よりもたくさんの食品添加物を摂っていることになるわけです。 『ルネサンス第13号』ダイレクト出版 「あなたの食卓、本当に安全ですか?」安倍司氏 より